2012年 05月 23日
社会的自我形成と社会的パーソナリティ形成 |
で、自我とパーソナリティは別のものですか?
▼answer
教科書p.143上半分を参照いただいた上で・・・
自我=egoと自己=self は便宜的に区別されていますが、フロイトでさえ自我を社会的な概念としてとらえているので、いかなる環境にも影響されない自我というのはなかなか想定困難です(探究する価値はあるテーマですが)。
区別しやすくするためにあえて対比させると、自己は他者との関係の中で形成され、一人一人異なる(時と状況にもよる)個別的な概念であるのに対して、他者への応答の束が一定のパターンを示すものをパーソナリティとみなされ、類型化も容易です。
もちろん、パーソナリティのとらえかたにも類型論と特性論があるので、因子を細かく設定するほど「パターン」は消失してしまいます。
▼answer
教科書p.143上半分を参照いただいた上で・・・
自我=egoと自己=self は便宜的に区別されていますが、フロイトでさえ自我を社会的な概念としてとらえているので、いかなる環境にも影響されない自我というのはなかなか想定困難です(探究する価値はあるテーマですが)。
区別しやすくするためにあえて対比させると、自己は他者との関係の中で形成され、一人一人異なる(時と状況にもよる)個別的な概念であるのに対して、他者への応答の束が一定のパターンを示すものをパーソナリティとみなされ、類型化も容易です。
もちろん、パーソナリティのとらえかたにも類型論と特性論があるので、因子を細かく設定するほど「パターン」は消失してしまいます。
by edsw
| 2012-05-23 05:48
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