2012年 06月 25日
子供がない夫婦には、それにふさわしい役割がそなえられている |
と考えます。養子という方法もあるのになぁ・・・でもそれは受け容れないというところに問題があると思いました。
▼answer
不妊を病気とすれば、治療して子を持てるようにするのが生殖補助医療の役目です。科学哲学の大きなテーマにもなっていますね。
個人的には、妊娠出産を望んでも実現しないカップルは、できる限りの可能性=選択肢を与えられていいと思います。人工授精は福音です。
ただ、その技術は凍結精子・凍結卵子・凍結受精卵を使った「死後生殖」や、女性の閉経後の妊娠分娩、同性カップルの嫡出子も実現させています。技術としては「実用化」段階に入っていて、倫理と法が規制しているだけで、ゆるい国へ渡航すればかなえられるわけです。その是非は、「個人の選択と責任」に矮小化されていいとは思えません。
実際には、危険な任務にあたる兵士が精子(または卵子)を凍結保存して、死後に子供をもうける例もあります(戦死した夫の遺した子種で妻が妊娠出産するケース、戦死した妻の遺した卵子で人工授精して代理母に出産してもらうケースなど)。
パートナーのどちらかが急死するリスクは、兵士でなくても現代人だれにでもあるので、そのとき凍結保存技術はある種の「保険」になるかもしれません。オーストラリアだったか、共に事故死した夫婦から採取した精子と卵子から人工授精して「形見」を誕生させた報道もありました(不確かな記憶)。
こうしたケースを、一律に禁止することはできるかどうか。
血を分けた子供ではなく、養子を育てることで「社会的役割」を果たす選択をされた親も大勢いて、僕の親族にも何組かおられます。それはそれで立派な生きざまだと思いますが、強制することはできません。
どちらかの血を分けた子を夫婦で育てたいと願う気持ちは、倫理的に許される範囲でかなえられていいと思います。親族のケースだけを見る限り、養子を育てあげた夫婦仲は、とても仲睦まじくて尊敬に値しますよ。
お互い60歳すぎて子供がほしくなった夫婦は、実際に出会ったことはありませんが。
▼answer
不妊を病気とすれば、治療して子を持てるようにするのが生殖補助医療の役目です。科学哲学の大きなテーマにもなっていますね。
個人的には、妊娠出産を望んでも実現しないカップルは、できる限りの可能性=選択肢を与えられていいと思います。人工授精は福音です。
ただ、その技術は凍結精子・凍結卵子・凍結受精卵を使った「死後生殖」や、女性の閉経後の妊娠分娩、同性カップルの嫡出子も実現させています。技術としては「実用化」段階に入っていて、倫理と法が規制しているだけで、ゆるい国へ渡航すればかなえられるわけです。その是非は、「個人の選択と責任」に矮小化されていいとは思えません。
実際には、危険な任務にあたる兵士が精子(または卵子)を凍結保存して、死後に子供をもうける例もあります(戦死した夫の遺した子種で妻が妊娠出産するケース、戦死した妻の遺した卵子で人工授精して代理母に出産してもらうケースなど)。
パートナーのどちらかが急死するリスクは、兵士でなくても現代人だれにでもあるので、そのとき凍結保存技術はある種の「保険」になるかもしれません。オーストラリアだったか、共に事故死した夫婦から採取した精子と卵子から人工授精して「形見」を誕生させた報道もありました(不確かな記憶)。
こうしたケースを、一律に禁止することはできるかどうか。
血を分けた子供ではなく、養子を育てることで「社会的役割」を果たす選択をされた親も大勢いて、僕の親族にも何組かおられます。それはそれで立派な生きざまだと思いますが、強制することはできません。
どちらかの血を分けた子を夫婦で育てたいと願う気持ちは、倫理的に許される範囲でかなえられていいと思います。親族のケースだけを見る限り、養子を育てあげた夫婦仲は、とても仲睦まじくて尊敬に値しますよ。
お互い60歳すぎて子供がほしくなった夫婦は、実際に出会ったことはありませんが。
by edsw
| 2012-06-25 05:11
| '12年PSW候補に答える
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