2012年 12月 19日
自民党は脱原発ではないので、核保有国になろうとしてるんでしょうか? |
外交には核は必要だと思う気持ちと、脱原発の気持ちのジレンマがあります。
▼answer
政治家、政党の意思は推し量りかねますが(永田町に直球で尋ねてみて下さい)、唯一の原爆被爆国が核武装をするのは賢明な国防ではないと思います。
また、外交の武器になるでしょうか。むしろ、周辺諸国に連鎖的に核武装が拡散すること確実です(つまり、日本が核を持ったから、と自国の核武装を許してしまう口実になる)。
原発は、卒業する方がいいと思いますが、代替エネルギーで国内消費をまかなえるようになるまでどれぐらいの時間がかかるのか、情報が足りませんね。
軍縮は、「あの国にダメージを与えたら得より損が多い」と判断させることで攻撃の抑止になるのではないでしょうか?
二国間の損得計算だけでなく、集団安全保障体制ができあがっているので、核を行使すると制裁の包囲網が待っています。自滅覚悟で蛮行に走る国がないとは断定できませんが、核の威光を盾に強行外交を進める時代ではなくなっていると思います。日本はそこまで野蛮な国ではない。
むしろ、核の技術移転が心配です。
アメリカの某大学で、学生が卒論で核兵器の製造方法を書いたところ封印されてしまった事件がありましたが、パンドラの箱は、案外簡単に開けてしまえるものかもしれません。
ABC(Atomic,Bio,Chemical)兵器と呼ばれるように、核以外にも禁断の最終兵器はあります。オウム真理教がサリンを製造して皇居を狙っていたように、狂信的テロリズムはどの国に生まれるか(すでに各国に潜伏しているはずですが)わからない。日本の罪のない国民を大量殺戮するのは、隣国ではなく日本人自身だったわけです。
国家間で宣戦布告をして開戦するのは20世紀の戦争モデルであって、現代は民族対立に最新兵器が使われかねない時代です。中国もフィリピンもインドもフィリピンも、内戦の危機をはらんでいます。ロシアのチェチェン紛争も歴史に残る新しい内戦でした。
反政府勢力やテロリストに核技術が伝わる方が、リスクは大きい(これがU.ベックのいう世界リスク社会の一側面です)。
科学者、技術者の倫理教育も重要です。
これも安全保障の1ジャンルだと思います。
▼answer
政治家、政党の意思は推し量りかねますが(永田町に直球で尋ねてみて下さい)、唯一の原爆被爆国が核武装をするのは賢明な国防ではないと思います。
また、外交の武器になるでしょうか。むしろ、周辺諸国に連鎖的に核武装が拡散すること確実です(つまり、日本が核を持ったから、と自国の核武装を許してしまう口実になる)。
原発は、卒業する方がいいと思いますが、代替エネルギーで国内消費をまかなえるようになるまでどれぐらいの時間がかかるのか、情報が足りませんね。
軍縮は、「あの国にダメージを与えたら得より損が多い」と判断させることで攻撃の抑止になるのではないでしょうか?
二国間の損得計算だけでなく、集団安全保障体制ができあがっているので、核を行使すると制裁の包囲網が待っています。自滅覚悟で蛮行に走る国がないとは断定できませんが、核の威光を盾に強行外交を進める時代ではなくなっていると思います。日本はそこまで野蛮な国ではない。
むしろ、核の技術移転が心配です。
アメリカの某大学で、学生が卒論で核兵器の製造方法を書いたところ封印されてしまった事件がありましたが、パンドラの箱は、案外簡単に開けてしまえるものかもしれません。
ABC(Atomic,Bio,Chemical)兵器と呼ばれるように、核以外にも禁断の最終兵器はあります。オウム真理教がサリンを製造して皇居を狙っていたように、狂信的テロリズムはどの国に生まれるか(すでに各国に潜伏しているはずですが)わからない。日本の罪のない国民を大量殺戮するのは、隣国ではなく日本人自身だったわけです。
国家間で宣戦布告をして開戦するのは20世紀の戦争モデルであって、現代は民族対立に最新兵器が使われかねない時代です。中国もフィリピンもインドもフィリピンも、内戦の危機をはらんでいます。ロシアのチェチェン紛争も歴史に残る新しい内戦でした。
反政府勢力やテロリストに核技術が伝わる方が、リスクは大きい(これがU.ベックのいう世界リスク社会の一側面です)。
科学者、技術者の倫理教育も重要です。
これも安全保障の1ジャンルだと思います。
by edsw
| 2012-12-19 02:30
| '12年社会福祉専攻科に答える
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