2014年 07月 11日
ムーミンとスナフキンは… |
点数で差をつけるものではないと思います。
▼answer
ご意見、しかと受けとめました。
あなたが教師役をすることがあれば、上・中・下の成績層に「松・竹・梅」と無難な記号をつけてみるのも一案かと思います。そのきっかけになれば幸いです。
自己採点結果の10点にムーミン、7~9点にスナフキン…と記号をつけたのを、「ムーミンが10点、スナフキンが8点」と裏読みされた学生は初めてです。
そうした読み方はまた説明をうかがいたいところですが、得点の高低に「優等生・劣等生」とラベリングすることは避けたいというのがこちらの本心です。ムーミン、スナフキン、ミイに優劣はないはずですから(この点で、あなたと一致しているはずです)。
だから別にガンダムとマジンガーとガッチャマンでもいいのですが、それはそれで「このランキングはおかしい!」とクレームがつくはずです。
点数だけで、学ぶ人間の評価がなされてしまう教育を、よしとする人、問題視する人それぞれいていいと思いますが、小テストはこちらで回収もしていない完全自己管理の演習です。数字だけの評価が好みであれば「あぁ7点だった、次は10点をめざそう」でいいし、6点だった人が「ミイも愛されるキャラだから」と自己肯定されれば、それもピースまた良しです。
「8点やったけどスナフキンの方が好きやから満足」でもいい(スナフキンが人気No.1キャラクターだから、あの順位にしたのですが)。
御意見番への回答はここまで。
ここから蛇足ですが、成績別クラス編成について、ご意見もうかがいたいところです。できれば広く皆様に。
つまり、「優劣が公になる成績開示の是非」です。
クラス編成の全段階に、「成績貼り出し」があったりします。
昔は成績を貼り出してしまう学校も当たり前のようにありましたが、いつのころからか、成績はプライバシーになってしまいました。
習熟度別にクラス編成しようものなら、大反対が巻き起こります。
ところが一方で、歴然と学校間格差はあり、関西だと灘を頂点に上中下位のピラミッドができあがっているのは公然の事実です。その他は重点指導校、強化校など名前は手を替え品を替えですが非エリート校が位置づけられている。フローレン校、スニフ校、ヘムレン校と隠語がついていれば、もっと穏便なランクづけになっていたかもしれませんね(笑)。
成績の低い児童・生徒・学生は、「劣等クラスに入れられて屈辱」と考えると被害感情に傾いてしまいますが、そこは考えようで、「手厚い補習を受ける権利があるのだ」と主張することで、優等生より濃密で少人数の指導を堂々と受けられるのが適正な教育受益権の保障です。
大人ばかりの一般養成施設でも、学力の底上げが第一義的ミッションだと僕は考えております。
国試で0点になる可能性のある科目がある学生は、自己診断して(その機会を毎回冒頭に設けているわけです)ぜひ追加教育を求めて下さい。学者の養成をするところではないので、こちらもスナフキンさん、ミイさんのためにエネルギーを注ぐ覚悟です。
伸び悩んでいる方は、補講を求める権利があり、求めに応じる覚悟が(教師側に)あり、その場所・機会もある。
あとは皆さんがアクションを起こすかどうかです。
▼answer
ご意見、しかと受けとめました。
あなたが教師役をすることがあれば、上・中・下の成績層に「松・竹・梅」と無難な記号をつけてみるのも一案かと思います。そのきっかけになれば幸いです。
自己採点結果の10点にムーミン、7~9点にスナフキン…と記号をつけたのを、「ムーミンが10点、スナフキンが8点」と裏読みされた学生は初めてです。
そうした読み方はまた説明をうかがいたいところですが、得点の高低に「優等生・劣等生」とラベリングすることは避けたいというのがこちらの本心です。ムーミン、スナフキン、ミイに優劣はないはずですから(この点で、あなたと一致しているはずです)。
だから別にガンダムとマジンガーとガッチャマンでもいいのですが、それはそれで「このランキングはおかしい!」とクレームがつくはずです。
点数だけで、学ぶ人間の評価がなされてしまう教育を、よしとする人、問題視する人それぞれいていいと思いますが、小テストはこちらで回収もしていない完全自己管理の演習です。数字だけの評価が好みであれば「あぁ7点だった、次は10点をめざそう」でいいし、6点だった人が「ミイも愛されるキャラだから」と自己肯定されれば、それもピースまた良しです。
「8点やったけどスナフキンの方が好きやから満足」でもいい(スナフキンが人気No.1キャラクターだから、あの順位にしたのですが)。
御意見番への回答はここまで。
ここから蛇足ですが、成績別クラス編成について、ご意見もうかがいたいところです。できれば広く皆様に。
つまり、「優劣が公になる成績開示の是非」です。
クラス編成の全段階に、「成績貼り出し」があったりします。
昔は成績を貼り出してしまう学校も当たり前のようにありましたが、いつのころからか、成績はプライバシーになってしまいました。
習熟度別にクラス編成しようものなら、大反対が巻き起こります。
ところが一方で、歴然と学校間格差はあり、関西だと灘を頂点に上中下位のピラミッドができあがっているのは公然の事実です。その他は重点指導校、強化校など名前は手を替え品を替えですが非エリート校が位置づけられている。フローレン校、スニフ校、ヘムレン校と隠語がついていれば、もっと穏便なランクづけになっていたかもしれませんね(笑)。
成績の低い児童・生徒・学生は、「劣等クラスに入れられて屈辱」と考えると被害感情に傾いてしまいますが、そこは考えようで、「手厚い補習を受ける権利があるのだ」と主張することで、優等生より濃密で少人数の指導を堂々と受けられるのが適正な教育受益権の保障です。
大人ばかりの一般養成施設でも、学力の底上げが第一義的ミッションだと僕は考えております。
国試で0点になる可能性のある科目がある学生は、自己診断して(その機会を毎回冒頭に設けているわけです)ぜひ追加教育を求めて下さい。学者の養成をするところではないので、こちらもスナフキンさん、ミイさんのためにエネルギーを注ぐ覚悟です。
伸び悩んでいる方は、補講を求める権利があり、求めに応じる覚悟が(教師側に)あり、その場所・機会もある。
あとは皆さんがアクションを起こすかどうかです。
by edsw
| 2014-07-11 15:12
| '14年PSW候補に答える
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Comments(2)